1971年から1988年に日活で製作された「日活ロマンポルノ」は有名ですが
その中から厳選された32作品を上映するイベント「生き続けるロマンポルノ」の
上映作品が決定したようです。

　5月12日より渋谷ユーロスペースほかにて全国順次上映される特集「生きつづけるロマンポルノ」にて上映される全32作品が決定した。今回選者となったのは、リアルタイムで作品に接し、批評を続けてきた蓮實重彦氏、山田宏一氏、山根貞男氏の三人。約1,100本の作品の中から選りすぐりの32本を選び出した。

　「今回の選択作業が、魅惑の日活ロマンポルノへの誘いになり、さらなる上映の第一歩になれば幸いである」とコメントを寄せる山根氏。今回の特集上映では、相米慎二監督の映画『ラブホテル』から谷ナオミ、伊佐山ひろ子、風祭ゆきなどが出演する作品まで、全32作品が上映されることが決定した。


　また、初の試みとして、特集上映にラインナップされなかった作品の中から観たい作品を観客にリクエストしてもらい、投票で1位になった作品を、選ばれた32作品とは別枠で上映することも決定した。

　「ここから輩出した多くの才能が、1980年代から90年代の日本映画の中枢を担ったといっても過言ではない」。山根氏がそう語る日活ロマンポルノ。日活創立100周年を記念し、ニュープリントで上映する今回の特集上映が、日本映画界の斜陽期を支えた日活ロマンポルノを現代によみがえらせる。

(シネマトゥデイ　2012年3月16日)

　ちなみに、日活ロマンポルノの作品自体は見たことがないという人も多いと思うので
一部の作品を参考までに挙げておくと、だいたいこんな感じとなっています。








　また、以下の動画は先日亡くなった団鬼六が撮影した作品で、団鬼六といえば
小向美奈子が出演した「花と蛇」の監督としても有名ですね。





　AVとはまた一味違った"エロス"とでも言うべき雰囲気が漂っていますね…。
　確かに、当時の男性が夢中になるのもわからなくはないですが…実際に劇場に
足を運んで見に行くというのは少し勇気がいりますね。
(なんせ映画館でエロ動画見るわけですから…)